商品開発と海外展開のチームのための、海外の売場から考える勉強会
海外に出した商品が、なぜか現地で伝わらない。海外で話題の商品を取り入れたのに、日本ではなぜか響かない。データはそろっているのに、判断がまとまらない。
その「なぜか」の多くは、国による食の「当たり前」の違いから生まれています。この勉強会では、御社のカテゴリーに近い海外の売場の事例からその違いを読み解き、次の判断に使える見方を、チームで持ち帰っていただきます。
「日本での伝え方は、あの国でも通じるのか」。チームでいま抱えている問いに近い事例を選んで、お話しします。
こんなときに
海外を見るときの物差しを、チームの中でそろえたい。そんな場面でお使いいただいています。
- 新しい国への展開を、検討し始めたとき
- 海外向けのパッケージや伝え方を、見直したいとき
- 海外で話題の商品を、日本向けに考えるとき
- チームに、海外を見る目を育ててほしいとき
- 海外の取引先への提案に、相手の国の目線を加えたいとき
Food Culture Map
どの勉強会も、当社が研究・開発している「Food Culture Map(フードカルチャーマップ)」(商標出願中)を土台にしています。海外の売場を歩いて集めた事例をもとに、食の「当たり前」が国によってどう違うかを、7つの問いで読み解く物差しです。
売場に並ぶ新商品や限定品は、毎週のように入れ替わります。けれど、その下には、なかなか変わらない層があります。何を、どこまで言葉にするか。何を信じて買うか。何を「自然」と感じるか。海外で「なぜか伝わらない」が起きるのは、多くの場合この層です。
Food Culture Mapは、私が10年以上、食品企業の商品開発や海外展開の現場に関わりながら、各国の売場を歩いて見てきた「ズレ」の積み重ねから生まれました。毎週のメルマガで書き続けてきた読み解きを、INSEADで学んだCulture Map理論を手がかりに、食品企業の会議で使える形に言葉にし直したものです。いまも売場を歩きながら、確かめては描き足しています。
国を型にはめるための地図ではありません。御社の商品をその上に置いて、どこでズレが起きやすいかを確かめるために使います。購読しているデータや社内の情報も、この問いを通すと、自社の判断に使える形で読めるようになります。
勉強会では、どのテーマもこの7つの問いを通してお話しします。チームの中で「この国では、どう受け取られるか」を同じ言葉で話せるようになることが、海外を見るときの判断の軸につながっていきます。
- ①どれだけ語るか
- 言葉にしないと伝わらないか、言わなくてもわかるはずか
- ②どの順番で語るか
- 結論から入るか、理屈から入るか、全体感から入るか
- ③地元産の見せ方
- 「ここで作った」を、どう見せるか
- ④伝統の捉え方
- 伝統の拠りどころを、年数に置くか、土地に置くか
- ⑤借り物の扱い方
- 本場を名乗るか、現地版を誇るか
- ⑥信頼の作り方
- 何を信じて、人は買うのか
- ⑦自然の捉え方
- 何を「ナチュラル」と感じるのか
お話しできるテーマ
どのテーマも、Food Culture Mapの問いを通して、実際に歩いた売場の事例をもとにお話しします。組み合わせたり、御社のカテゴリーに合わせて組み立て直したりもできます。
-
トレンドや市場のデータを、自社の判断にどうつなげるか
トレンドの資料や市場のデータは、多くの会社が同じものを見ています。データそのものは正確でも、それを自社の商品や相手の国に置き直す「問い」がなければ、判断にはつながりません。データを読む前に立てておきたい問いと、それを自社の戦略に落とし込む考え方を、Food Culture Mapを使ってお話しします。
-
Food Culture Map:海外の売場を読む7つの問いはじめての勉強会に
7つの問いの全体像を、各国の売場の事例とあわせてお話しします。御社のカテゴリーに近い事例を選び、どの問いでズレが起きやすいかを一緒に考えます。チームで海外を見るときの、共通の物差しを持つための回です。
-
「言わなくても伝わる」は、海外でも通じるか
日本のパッケージは、多くを言い切らずに感覚で伝えます。言い切ることが当たり前の国の売場では、それがどう読まれるのか。伝え方の違いを、パッケージの事例から考えます。
-
日本の型を海外に出すとき、どこまで元のままで、どこから変えるか
「本場の日本」をそのまま受け入れる国もあれば、作り直してから受け入れる国もあります。日本の商品やスタイルが、海外の売場でどう扱われているかを見ていきます。
-
その国の人は、何を見て食品を信じるのか
安心の根拠は、国によって違います。売場の表示や並べ方から、その国の人が何を手がかりに選んでいるのかを読み解きます。
-
「自然」や「体にいい」は、国によってどう違うのか
同じ「ナチュラル」でも、その中身は国ごとに違います。健康や環境の訴求が、海外でずれてしまう理由を考えます。
-
アメリカの売場で、日本の食はどう受け取られているか
2026年10月末から11月にかけて、ロサンゼルス、ダラス、ニューヨークの売場を歩きます。日本の食や商品が、現地でどう受け取られ、どう作り直されているかをお話しします。アメリカでの受け取られ方が、ほかの国にもそのまま当てはまるわけではない、という点もあわせて考えます。
ここにないテーマも、ご相談ください。
進め方
時間配分は目安です。御社のご都合に合わせて調整します。
-
ご相談
このページのフォーム、またはメルマガへの返信で、カテゴリーやご関心をお知らせください。内容を確認のうえ、費用と日程の候補をお送りします。
-
事前のすり合わせ
オンラインで30分ほど。御社のカテゴリーと、チームでいま抱えている問いを伺い、これまでに歩いた売場の中から、取り上げる事例を選びます。伺った内容は外部に出しません。必要であれば、秘密保持契約を結びます。
-
勉強会
講演(60分ほど)と意見交換(30〜60分)。意見交換では、チームの問いをその場で一緒に考えます。こうした問いの積み重ねが、海外を見るときのチームの判断の軸になっていきます。個別の商品の評価や施策づくりは、年間のアドバイザリーでお受けしています。
-
終わったあと
資料はPDFでお渡しします。意見交換で出た問いも短くまとめて、あわせてお送りします。録画して、社内で参加できなかった方と共有していただいてもかまいません。
展示会などでの講演との違い
私自身、ファベックスをはじめ、さまざまな展示会や業界団体で講演する機会が多くあります。こうした講演は、多くの方に向けた一般的なお話です。勉強会は、御社のためだけに組み立てます。
| 項目 | 展示会などでの講演 | 御社向けの勉強会 |
|---|---|---|
| 内容 | 多くの方に向けた一般的なお話 | 御社のカテゴリーに近い事例を選んでお話し |
| 事前のすり合わせ | なし | あり(チームの問いを事前に伺う) |
| 質疑・意見交換 | 主催者の進行による | 意見交換の時間をしっかり取る |
| 資料 | 原則お渡ししていません | PDFと当日の問いのまとめをお渡しし、録画も可 |
費用と条件
2027年3月末までに実施する勉強会の費用と条件です。それ以降の実施分は、その時点の条件でお見積もりします。
- 費用
- 50万円(税別、税込55万円)。事前のすり合わせ(30分)、講演と意見交換(合わせて2時間まで)、資料のPDFと当日の問いのまとめ、東京都内の交通費を含みます。これを超える内容は、事前にお見積もりします
- 開催
- 対面またはオンライン。東京都内での開催は交通費込み。東京都外での開催は、交通費と移動の日程を含めてご相談ください
- 参加人数
- 制限なし
- 資料
- PDFでお渡しします。意見交換で出た問いのまとめも、あわせてお送りします
- 録画
- 可(御社の社内での利用に限ります)
- 書類
- お見積書・請求書(適格請求書)を発行します。新規のお取引先登録に必要な書類もご用意します
- 日程
- 準備から当日まで、すべて代表の田中が担当するため、お受けできる回数に限りがあります。2027年3月末までの実施をご希望の場合は、できるだけ12月中にご相談ください。ご相談いただいた順に日程を決めるため、ご希望の時期にお受けできない場合もあります
取り上げる事例の準備が多い場合や、複数回に分けて行う場合は、内容に合わせてお見積もりします。
講師
合同会社Beyond Nippon 代表
田中良介
北海道大学大学院修了。農業・6次産業化、日本食糧新聞社の特派員、Innova Market Insightsの日本代表(8年)を経て、2026年に合同会社Beyond Nipponを設立。アジア、オセアニア、中東、欧州、北米の売場を自ら歩き、独自の「Food Culture Map」(商標出願中)を研究・開発しています。
- 講演:ファベックス、食品開発展、Anuga(ドイツ)、Seoul Food(韓国)ほか
- 連載:月刊「食品新製品トレンド」(日本食糧新聞社)
- 連載:「日本パン・菓子新聞」
- 連載:NNAカンパサール「アジアの売場から」
- フランスINSEAD「Leading Across Borders & Cultures Programme」修了
ご相談
カテゴリーやご関心をお知らせください。内容を確認のうえ、費用と日程の候補をお送りします。時期がまだ決まっていなくても、かまいません。海外の売場を歩いている時期は、お返事に数日いただく場合があります。
2027年3月末までの実施をご希望の場合は、できるだけ12月中にご相談ください。
メルマガをお読みの方は、メルマガへの返信でもかまいません。
勉強会のあと、続けて考えたい場合は、年間のアドバイザリーもご用意しています(ご支援の内容)。
自治体や業界団体が主催する講演のご相談も、このフォームで承ります。