クレアチンに備えよ
ブリスベンに来ています。昨日、近所のスーパーで面白いクッキーを見つけました。
こちらをご覧ください。My Muscle Chef(マイ・マッスル・シェフ)という、オーストラリアの高タンパク質レディーミールの大手ブランドの新製品です。
右上に「Now with Creatine」と書かれていますよね。脳のアイコンと一緒に。
クレアチンは、もともとアスリート向けの成分で、瞬発力をつけるような、筋肉のための代表的なサプリメントです。私もオーストラリアのマスターズ水泳仲間に教えてもらって、2年前から摂取しています。
今まではマニアックな成分だったのですが、いま世界で徐々にメインストリーム化してきています。先行している市場はアメリカやイギリスで、特に米国では2025年にクレアチン関連商品の市場規模が大きく拡大しているんです。
豪州はそれに続く位置にいます。もともと運動好きの間で一般的だった土壌があり、いままさにメインストリーム化の入り口に差し掛かっている、という段階です。
最近の研究で、クレアチンが脳機能にもよいということが分かってきたそうです。しかし、このクッキーはアイコンでそれをほのめかす程度で、実際、脳機能云々は書かれていません。このアイコンの使い方、見事だなとも、攻めてるなとも思うんですが・・・・。
この製品以外にも、クレアチン入りグミやプロテインバーなど、さまざまな製品が並んでいました。私自身、オーストラリアには定期的に来て市場観察をしているのですが、今回のフィールドワークで、これがまず目に飛び込んできた変化です。
スポーツ栄養には、かなりマニアックな成分が多くあります。これが徐々に一般向けに降りてきて、クッキーやパンなどに配合され始める。
これがメインストリーム化の始まりです。
だから食品業界の方には、スポーツ栄養の世界を「自社製品の3年後を見るための窓」として、関心を持ってみることをお勧めします。
ちなみに日本に、このクレアチンの流れが入ってくるのは、まだ時間がかかると思います。ただし、プロテインに脳機能などの+αを組み合わせるトレンドは、間違いなく進むはずです。
P.S.
私自身、マスターズスイマーとして各国の大会に参加してきました。世界中のスイマーが集う更衣室やプールサイドでは、現地のスポーツ栄養の最新事情が自然に耳に入ってくるものでして(笑)。今週は全豪マスターズ水泳大会に出場します。
公開時追記 この大会、200m自由形で自己ベストを更新して銅メダルでした。