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カナダ

Sorry文化と食品トレンド

以下は、ここ3年くらいの私が行った国を、英語圏だけ抜き出した順番です。

アメリカ → スコットランド → イングランド → アメリカ → オーストラリア → カナダ → オーストラリア → ニュージーランド

この旅の中で、なぞに、自分の英語に変化が出てきまして、いや、上手くなったとかそういうことではありません。

人の前を通るとき、教科書通り「Excuse me」と言っていたのが、最近は「Sorry」と言うようになってしまったんです。そのヒントが、カナダのスーパーにありました。

カナダのスーパーMetroの店頭。トマト缶の棚の横に、Because we're not sorry for choosing Canadianと書かれた赤いサイネージ
Metro店頭の赤いポップ。国産を選ぶことを「謝らない」と宣言する

「Because we're not sorry for choosing Canadian」と書かれていますよね。「カナダ製を選ぶことに謝ったり後ろめたく思ったりしません」という意味です。

なぜSorryなんだろう?と思って調べてみると、カナダ人は日本人とちょっと似ていて、すぐにSorryと言ってしまうからなんだそう。だからこそ、国産を選ぶことに関しては申し訳なく思うな!と裏返して訴える。これがユーモアの効いたキャッチフレーズの正体です。

アメリカなら、こんな回りくどい言い回しはしません。「Buy American!」とストレートに言うでしょうね。

実は、アメリカ以外の英語圏を回って分かったのは、ニュアンスや程度の差はあれども、Sorry派の国が意外と多いということ。人の前を横切るときに、多くの人がSorryと言います。

私の分析では、これ、どう考えても、食品トレンドに影響しています。アメリカでは、食品トレンドは「自分の選択」としてはっきり語られやすい。一方、カナダ、豪州、NZでは、同じプラントベースやグルテンフリーでも、「気兼ねなく選べる」「みんなで楽しめる」という表現になりやすいです。

もし今後、あなたも海外に行く機会があれば、その国が、Excuse me派なのか、Sorry派なのかをちょっと耳を澄まして聞いてみてください。なぜなら海外展開をするときは、相手がどのタイプの国かで、対応の仕方が変わってくるからです。逆に海外トレンドを日本に持ち込むときも、同様に大きく影響します。

ちなみに、私個人としては、人の前を通るとき、Excuse meよりも、Sorryと言うほうが、性に合っています。やっぱり日本人ですから。このSorry軸と食品トレンドの意外な関係については、いずれどこかでちゃんとお話ししたいと思います。

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